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TECHNICAL NOTE
ゴールドキャスター・シリーズ編 ゴールドリフター・シリーズ編
車輪の種類と特性について キャスター&車輪の取扱について ゴールドリフター特長&用途 ブラシレス・メカリフト特長
 
01
メカリフトの特長
IPMモータの特長
ブラシレスモータの動作原理
32bit CPU搭載のベクトル制御マイコン基盤
オプション仕様

メカリフトの特長

■低価格設定
油圧式リフターと比べ低価格です。

■油漏れがない
油圧を使用しないドライシリンダーの採用により、油漏れがなく周囲の環境をいつでもクリーンに保てます。

■長寿命
ブラシレスのため、ブラシの磨耗による短寿命や漏電の心配がありません。(ミニタイプ)

■スムーズな動作
ベクトル制御によりスムーズに動作します。また、荷重変化による上昇、下降速度の変化がほとんどありません。

■自然降下ゼロ
積載したまま長時間放置しても、テーブルが自然降下をおこすことがなく、常に一定の高さを保てます。

■静粛性が高い
モーター駆動による静音運転が快適な環境を約束します。

■保守が容易
油漏れなどの事故がないため、長期にわたって使用してもメンテナンスの繁雑さがありません。

■ユニット内蔵
パワーユニットがリフター本体に内蔵されている為、設置場所に制約がありません。

■異常表示
異常が発生した場合、フットスイッチ上のLEDで表示します。

■高出力ブラシレスDCモーター内蔵
良質の永久磁石“ネオジウムマグネット”を使用し、小型で高出力(電圧 DC90V、出力70W)を実現。(ミニタイプ)

■高機能フットスイッチ
硬質プラスチック製で割れにくく、2色(UP:黒、DOWN:赤)に色分けされ視認性も良。内部のリミットスイッチは破損しにくい防水仕様です。アラーム表示(LED)機能付。

■荷重による速度変化が少ない
ブラシレスモーターでは内蔵のホール素子の信号で回転速度を把握できるため、モーターの電流値と転流周波数を制御し速度制御を行うことが可能になりました。(ミニタイプ)

■高効率
油圧式より効率が良いため、小さい出力のモーターで大きな積載荷重への対応が可能になりました。


IPMモータの特長
│IPM埋込磁石形同期モータの構造
従来のSPM(表面磁石形同期モータ)は回転子の表面に永久磁石を貼付けた構造で、磁石によるマグネットトルクのみを利用したモータであるのに対し、IPMモータは、その回転子に永久磁石を埋め込んで配置することで、マグネットトルクに加え、磁気抵抗によるリラクタンスを利用します。
例) SPM . IPMモータの回転子構造
IPMモータの回転子構造
│IPM(埋込磁石形同期モータ)の特長

■高トルク・高効率
マグネットトルクに加えてリラクタンストルクを利用することで、高トルク・高出力運転が可能になります。

■省エネ運転
従来のSPMモータに比べ消費電力を約30パーセントカットできます。

■高速回転
ベクトル制御を用いて、2種類のトルクを制御することにより、モーターの高速回転などにも対応できます。

■安全性
永久磁石が埋め込まれているため、SPMのように磁石が遠心力分離することがなく機械的な安全性も向上します。

│ベクトル制御の特長
従来方式(120°通電方式)はモータに印加する電流が方形波であるのに対しベクトル制御は回転子の位置(磁石の角度)に対して正弦波になるような電圧を印加してモータ電流を制御することが可能になります。
ベクトル制御の特長
・・・・・・このため次のような利点があります。
■ 高効率でトルク脈動の少ない運転が可能になります。
■ 磁石の角度に対応したモータ電流を抑制することができ、よりスムーズな加減速と正確な停止制度を実現できます。
■ 負荷変動時の速度変化にも即対応することができます。
■ 特に従来方式に比べ、負荷に関係なく上昇時・下降時の速度一定の度合いは大きく向上します。
GLP使用例
GLPの使用例

ブラシレスモータの動作原理
ブラシレスモータとは・・・ブラシや整流子等の機械的な摺動部を使わず、センサやICによる整流を実現したものです。摩擦がないため、長寿命でカーボンの飛散なども起きません。当リフトはマイコン制御のため、ソフト変更により多様な使用目的に対応できます。
ブラシレスモータの動作原理
ブラシレスモータの回転には、通常のモータと同様に磁力を使います。ブラシレスモータでは、3個のホール素子の信号によるロータ(磁石)位置情報を基にコイルに電流を流し、それにより発生した磁束との「反発力あるいは引力」の働きによりロータが回転します。下図はブラシレスモータ(4極6コイル)の回転原理を表しています。U、V、Wはコイルを表し、Hu、Hv、Hwはホール素子、N、Sはロータの磁極を示します。また磁極を(N)、(S)で表示しています。
│モータの制御とロータの回転について

1.では・・・ホール素子のHuのみON。U相をS極、W相をN極にすることでロータはAの状態に回転します。
2.では・・・ホール素子のHuとHvがON。V相をS極、W相をN極にするればロータはBの状態に回転します。
この制御を繰り返すことによりロータを回転させています。コイルのN極とS極を逆にすれば逆回転します。

 

行程 ホール素子 コイル
Hu Hv Hw U相 V相 W相
1 on off off S   N
2 on on off   S N
3 off on off N S  
4 off on on N   S
5 off off on   N S
6 on off on S N  

32bit CPU搭載のベクトル制御マイコン基盤

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ブラシレス・メカリフトのオプション仕様

■OPTIONAL-1:3点押しボタンスイッチ仕様
上昇・下降・停止の3点押し。ホールド運転モードとなります。上昇(下降)を1回押すと最高位(最低位)まで自動運転。アラーム表示(LED)は無くなりますが、保護機能は働きます。

■OPTIONAL-2:2点押しボタンスイッチ仕様
上昇・下降の2点押し。アラーム表示(LED)は無くなりますが、保護機能は働きます。



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